ARTIST


2008年の新年、NHKで毎年生放送されている「ニューイヤー・オペラコンサート」を、人から勧められて視ていました。やがてゲスト出演ということで、ひとりのメッゾ・ソプラノ歌手が舞台に現れ、その彼女が歌う姿を目にし、尋常でない歌唱に一瞬で引き込まれました。フィオレンツァ・コッソットでした。彼女を通じて、マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」を知り、その作品で彼女が歌う音盤に聴き入りました。そこでの演奏を指揮していたのが、カラヤンでした。以後、私はカラヤンの音楽を聴くようになりました。



2007年頃でした。新宿にある中古音楽ソフト店で、ワゴンセールの箱の中に1本の輸入ビデオテープを見つけました。何気に手にとり、収録内容も分からず、安価というだけで購入をし、自宅で流して視ていました。すると突然、今まで視たこともないような歌唱を目にし、大きな衝撃を受けました。ヴェルディの歌劇「ラ・トラヴィアータ」、主役ヴィオレッタのアリア「そは彼の人か~花から花へ」、それを歌っていたのが、サザーランドでした。以後、私はサザーランドの歌唱に魅了されるようになりました。



21歳(2001年)の頃、クーベリックという指揮者を通じて、ほとんど知らなかったクラシック音楽の世界に触れられたことは、今から考えても幸運な出逢いでした。当時住んでいた新百合ヶ丘のHMV(2010年に閉店)で手にした、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の廉価盤(「プラハの春コンサート」でのライヴ演奏)が、現在の音楽生活へと至る、最初のきっかけとなりました。その後、私はクーベリックの演奏を通じて、数多くの作曲家の作品を知ることが出来ました。



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